to_dkさん

初音ミクで音楽を始めました。私の心に焼きついた、華やかでなくても頑張っている姿を、音で表現していきたいです。過去の作品と制作メモは http://tounderlinedk.blogspot.com/

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初音ミクで音楽を始めました。私の心に焼きついた、華やかでなくても頑張っている姿を、音で表現していきたいです。過去の作品と制作メモは http://tounderlinedk.blogspot.com/

アイコン画像は、tarusakuraさんからお借りしたイラストに、少し加工しました。 tarusakuraさんのアトリエは http://piapro.jp/tarusakura

追伸:
楽曲などをピアプロから一旦削除しましたが、ダウンロードして頂いたものは、そのまま使い続けてもらってOKです。

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尊敬するミクさん

初音ミクは、「ネギを持つ歌手」として世間に知られているけれど、 ミクさんには、尊敬している野菜が一つある。 「おはようございます。ミクさん。」 「おはよー♪」 「なんだか、嬉しそうですね。」 「さっき、ネギの王様を見つけたよ。」 ミクさんが指し示した先には、箱があり、 箱の上には、薄茶色の丸い塊が鎮座していた。 「玉葱(= たまねぎ)ですね。」 「そうだよ。」 「ネギの王様ですか?」 「風格が漂っているんだよ。」 昨日買ってきた玉葱を、台所の隅に転がしておいたのだけれど、 その中の一つが、ミクさんの目に止まったようだ。 「人間の学者の中には、玉葱と葱(= ねぎ)は別の種類だと言っている人も居ますよ。」 「でも、タマネギを育てると、ネギになるよ。」 太いネギのような姿をした玉葱は、 葉玉葱(= はたまねぎ)として、八百屋で売られている事がある。 「そう言われてみると、そうですね。」 「だから、ネギの王様なんだよ。」 ミクさんがどこで覚えてきたのかは知らないけれど、 この家では、「タマネギ = ネギの王様」と呼ばれる事になった。 「ところで、私はこれから料理をしますので、ネギの王様を返してくれませんか、ミクさん。」 「今は駄目。」 ミクさんは、冷蔵庫から取り出したネギを右手に持ち、ネギの王様の前で正座した。 そして、真剣な目を私に向けて、 「きちんと挨拶してからなんだよ。」 仕方が無いので、私はミクさんの挨拶が終わるまで、玉葱料理を中断する。 「私は初音ミクです。ネギの王様。」 箱の上に鎮座している玉葱に向かって、深く頭を下げるミクさん。 私も釣られてお辞儀する。 「ネギと言えば、初音ミク。そして、タマネギと言えはあなたです。」 片手でネギを振り、ネギ娘である事をアピールするミクさん。 ミクさんからネギを渡された私も、彼女に合わせてネギを振る。 「これからも、この世にネギを広める為に、私達は一層努力する次第です。」 ミクさんがネギの伝道師だったなんて、初耳だ。 そして、「私達」って、私は関係無いですよね。ミクさん。 冷蔵庫に眠っていたネギは、ミクさんのネギ振り速度に耐えられず、折れてしまった。 「ですから、今日の所は安心してお休みください。ネギの王様。」 ミクさんは、ネギの王様に向かって礼をする。 私も習って、礼をする。 ミクさんは一連の挨拶(= あいさつ)を終えると、 ネギの王様を両手で運び、隣にいる私に手渡した。 「お料理頑張ってね。」 なんですと。 ネギの王様を、挨拶の後、直ちに料理に使うとは。 ミクさんの思考回路には付いていけない私だけれど、 私は、ネギの王様に丁寧に包丁を入れ、味噌汁(= みそしる)を作った。 折れたネギも少し切って入れたから、ミクさんはとてもご満悦だ。 「そういえば、ネギの王様の話は、どこで耳にしたのですか。ミクさん。」 「リンちゃんだよ。」 リンちゃんと言えば、あの、お菓子作りが得意なリン警官ですか。 「リン警官は、何と言っていましたか。」 「タマネギは、野菜の王様候補だって。ネギ代表だから、今期の最有力候補だよ。」 目をキラキラと輝かせながら、タマネギの将来を語り出すミクさん。 あまりにもミクさんが嬉しそうだったので、私は彼女の話を否定せずに、最後まで聞いてしまった。 でも、野菜の王様は、任期制では無いと思いますよ。ミクさん。 後日、リン警官にこの話をした所、 「ミク姉、、、」 リン警官がしばらく絶句していた事は、ここだけの秘密だ。

「ミクさんの隣」所属作品の1つです。

まとめ読みしたい方は、ブックマークなどからどうぞ。
ブックマーク = http://piapro.jp/bookmark/?pid=to_dk&view=text&folder_id=173153
to_dk作品紹介(ブログ) = http://tounderlinedk.blogspot.jp/2010/07/blog-post_2031.html

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投稿日時 : 2012/10/08 20:58

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