ライファイ

１Ａ、
偽りを偽りと　気付けないまま
はじき出す問答は　形なくして
待ちわびた「愛」の字が　くすんでしまう
狂い咲く獄炎は　死すら呑み込んで
１Ｂ、
紙一重ですり替えた感情が
仮初の上に立ち尽くして
１Ｓ、
情熱に灼け焦がれた躰（からだ）は...

１Ａ、
さらわれた　粉雪のように
君の影も　かき消されていく
かじかんだ　手のひらの上で
誰も知らず　消えていく幻
１Ｂ、
終わりに触れた心が
いくつも光を焦がして
冷めたくなった景色が
今にも砕けてしまいそうで...

１Ａ、
瞬いた　星が眠る
透けて見える夜空
どこまでも　なぞってゆくわ
落とす視線　映す貴方
１Ｂ、
見えては隠れる　照れた月ほど
魅せる夢は　私を誘う
かすかな囁き　優しい声で
隙を伺えば　堕ちてくように...

intro、
Ah...
１Ａ、
揺らめき　トキメキ
輝きを映すこの夜に
焦燥　迷走
愛想を抱いて夢の中
嘘つき　ペテン師
偽りはぎとったのは月
もがいた　溺れた...

Ｓ、
ひらり　ひらり
袖振りまいて
はらり　はらり
風を散らして
空の色を
見上げながら
破れ傘も　しとり　泣いていた
１Ａ、
誘い花の香りに　うつつ抜かす夢景色...

１Ａ、
揺らぐ陽炎（かげろう）　ざわついた街の隅（すみ）で
虚空が笑う　そんなところで涸（か）れていくのか
１Ｂ、
かすむ記憶が　僕を夢へ連れて翼になる
そこで知るのは　一歩踏み出す大切さ
さあ
１Ｓ、
最高の光を　照らすのは僕自身
諦めてはダメだ　形をなくす...

１Ａ、
何、迷走してんの？
らしくもないじゃんか
ほら、よそ見は禁物
迷いは掃き溜めに捨てていけ
さあ、カウントを睨め
高鳴るこの鼓動
そう、ここから始まる
慈悲さえ牙をむく世界へと
１Ｂ、...

１Ａ、
交わした約束が　太陽に変わってく
揺れてる陽炎が　舞い上がり風になる
さらしたその肌が　情熱に焦がれてる
振り向く瞬間に　君を射止めたいよ
１Ｂ、
不安と期待にどうにかなってしまいそう
暑さのせいにして　限界越えてみる
１Ｓ、
恋のrevolution...

１Ａ、
履きなれた靴で　風と走り抜ける
一瞬の時を　置き去りにしないで
こもれびが唄う　君のきれいな歌
最高の夏が　すぐに会いに来るよ
１Ｂ、
気分は上々な　快晴日和
生命が輝いた　道に寝転んで
１Ｓ、
掴まえろ　はじける夏の飛沫を...

１Ａ、
はぐらかした言葉が　胸の中で鳴り続ける
飽きるなんて感情　描（えが）く夢が消し去った
戸惑いさえ輝く　果ての先で声をあげる
半端じゃない命の　駆ける覚悟見せてみて
１Ｂ、
差し込んだ光から　覗き込む明日（あした）は
どちらを向いている？
１Ｓ、
探せば見つかるような　瞬間（とき）のガラクタを...

１Ｓ、
遠い声映る夢忘れたまま　儚く散ってゆくのはそれ以上に多くて
傷ついて羽ばたいた翼さえも　降り注ぐ雨に消える誰かが見た幻　
１Ａ、
錆び付く手足を抱え込んで　小さく呟いた
人とは違うこの体でも　守るものは同じなのかと
１Ｂ、
答えを探してさまよう　止まった時間は何も言わず
廃(すた)れた教会祈...

Ａ、
想いを何故　言葉にして
誰かを傷つける？
それならもう　しまい込んで
しまえばいい
届かないと　嘆く心
冷(さ)めていくなら
誰も何も　触れさせない
交わらない
Ｂ、...

１Ａ、
かじかんだ手のひらに映った
君の顔が揺らめいて
やがて消えていく
浅はかな考えに頼った
僕のせいで傷つけた
君の笑顔
１Ｂ、
「愛なんてものは言葉に出さなくても感じられる」なんて
強がりに身を任せて...

Ｓ、
病室のベッドの上
少年は絵本を開き
最初のページをめくる
１Ａ、
夢がないと逃げた先に
牙をむいた狼の群れ
それが運命(さだめ)だとは思いたくない
迷い続け辿り着いて
同じ場所で再び迷う...

１Ａ、
盃(さかずき)に注いだ　My dream
口づけで渇(かわ)かす　My heart
怪しげに瞬(またた)く　その瞳(ひとみ)を
見せつけて輝く　星空
拾っては捨ててく　My policy
飽(あ)くことのないものは　大切に
捨てられる気持ちは　どうでもいい
そうやって今まで　生きてきた
１Ｂ...

Ａ、
朝日が昇る　午前６時
視界がかすむ　ベッドの上
あと５分だけ　眠らせてと
時間を止めた　午前６時の１秒すぎ
寝ぼけたままの　快楽に
押し流されて　午前７時
まだ１分も　経ってないと
時間が狂う　午前７時の１秒すぎ
鳥がさえずる　午前８時...