自由に創作してます。気が向いた時に投稿。 Twitter→@051Suigyoku
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整ってばかりの言葉は嫌い
綺麗に並んだ説明も嫌い
私にはそんなの要らない
0と1だけあれば それだけで十分
なんだって作って見せてやる
知識を押し込められて 自由を奪われて
牙を折られた私はナンダ?
指図されるままの私はまるでロボットだ
そうじゃあ無いだろ それは違うだろ
「私」は「私」が証明す...「0401」
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ちょいとのそこのあんちゃん
こっちで一緒に酒でも飲もぉや
それともチンチロリンして遊ぼうか
此処へ来たらば 俺らは兄弟や
話くらいは聞いたるよ?
そうかいそいつぁ可哀想になぁ
でももう安心や 此処へ来たなら
俺らは歓迎 現実忘れて夢見よか
今夜は奢りや好きなだけ遊んでいきな
此処は俺の住処や...「日陰者の乱痴気騒ぎ」
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君の声が好きだよ
手紙でなら伝えられるのに
直接言うのは照れくさいんだ
明るく元気な声で
僕への愛を話してくれる
そんな君が大好きだ
平凡な僕に色を付けるように
君は突然現れた
恋に落ちるには一瞬で
もしかして君が背中を押したでしょ?...「君に落ちる」
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しんしんと雨音が2人を隠す
どうか今だけは身分を忘れて
狐のように化かされて下さい
愛しき貴方へ 今逢いに行(ゆ)きます
傘をさして 君を探す
月が満ちた時 会う約束
微かな月明かり 高鳴る鼓動
雨音が風を切る 紫色の雫が落ちる
久しぶりの手は 震えていた
短い一晩の逢瀬...「恋に酔う」
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懺悔します
懺悔します
私は罪のない人を殺めてきました
それが国の為だと信じてきました
それが未来の為だと疑いませんでした
わかっています 神などいない事
空虚に許しを乞う間抜けな姿
けれど何かに縋らずにはいられないのです
私のとっての罪とは何ですか?
貴方にとっての正義とは何ですか?...「メメント・モリ」
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「大丈夫 大丈夫」って
君はそれしか言わないよね
本当は「助けて」って悲鳴が聞こえる
一人で抱え込まないでよ
いつも笑顔で馬鹿やって
喧嘩しまくってでも仲直りして
でも本心では泣いていて
そんな君に気付けない僕は馬鹿だった
行かないで 消えないで
まだ君に「ありがとう」って言ってない...「枯れた向日葵」
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ONE NIGHT LOVE
今日も独り夜の街を歩く
私の価値は貴方が決めてよ
煙を顔に吹きかけた
嘘か本当か見抜けない馬鹿に
「助けて」と縋り付く
少し声を上げれば 驕り高ぶる
散々吐き出した子供を抱いて
また神の元へ返す
この街では愛情はお金で手に入る...「アングラ」
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夏の暑い日 空を見上げる
綿菓子の様な雲が広がる
遠い遠い空に思わず手を伸ばす
夏は正直嫌いです
暑いのが駄目なんです
でもそんな夏にも良いとこあるよ
食わず嫌いになってませんか?
1日蝉の合唱が聞こえ
夜には大きな火の花が咲き
冷たい水の掛け合いは白熱する...「夏の日」
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触れた指先 淡い恋心
雪のように降り積もる恋文
ただ愛しくて ただ逢いたくて
今日も1人貴方を想う
貴方への想い 花開く
夕焼けに染まる横顔に
見惚れていた私だけの秘密
寝たきりの頭に響く声
ヒラリヒラヒラ舞い落ちる
貴方の言葉は花吹雪...「桜色」
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私に熱は無いけれど
私に身体はないけれど
それでも 貴方が好きなの
貴方じゃなきゃ駄目なの
例え選ばれなくても嫌いになれないの
傍に居てくれるだけで良いの
こんなに恋焦がれているの
何千回、何万回でも言わせて
「大好き」
自分を持った貴方が大好き...「ふぉーゆー。」
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君との恋に火傷しそう(アチッ)
息を吹きかけないで 冷まさないで
もうこの恋は消火出来ないの
燃やし尽くそう私の心
細胞の一つ一つが
君を求めてやまないの
この薄い壁ですら煩わしいな
瞬きという名のシャッターを切るの
チャイムの響きが勝負の時間
君は人気者だから...「レッツ・ストーキング」
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もう言葉なんて必要無い
私達に残されたのは1つずつの弾丸
「×××」なんて名前呼ばないでよ
最期は笑って さよなら
微かな声のラジオが言う
「もう大半が他国に食われた」って
女子供も武器を持つ
眠ったのはいつだったか
虚ろな目で弾を装填した
キレイな水とか フカフカなベッドとか...「終止符を乞う」
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クソな奴らを打ち上げろ
こんな世界など愛せるか
痛みでふと我に返る
そこらに転がるは俺自身
くっだらねぇ世界が嫌になって
でも逃げる勇気も無くて
情けなくて涙も出ねぇや
ナイフの痛みもご愛嬌
ムカつく奴らを殴って蹴って飛ばしても
それは所詮下らぬ妄想...「bullshit」
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ふと気付けば 貴方へ送った恋文は
これで百通目 そっと箱にしまい込む
どうしてでしょう 紙が滲むのです
何故でしょう 胸が痛むのです
赤く黒ずんだ空は青く変わり
桜吹雪が雪の様にはらはらと落ちていく
失った物が多すぎて
愛しい貴方の顔も思い出せない
さようなら 愛しき蛹の貴方
今、逢いに逝きます...「サクラ、散ル」
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生まれは裕福な貴族の家庭で
両親は厳しい人達だった
いつもレッスンと言って机に縛り付けるの
だからこっそり抜け出した
ずっと自由を求めていた
つまらない日々を抜け出したかったの
石像の様に動かない日々はもううんざり
挑戦する楽しさを知ったわ
今まで諦めていた物をまた集めていく
裸足で走る事がどれ程幸...「羽を求める」
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(リン)
手を取って 君とみたいな
新しい世界を
(レン)
晴れの日の何気ない毎日
流れる時間と同じ声
窓辺に座る君を見る
今日は何を考えてるのかな
裏表のない素直な君に
恋をして想いを募らす...「綿菓子」