これからまったりと投稿していきたいと思います。 にゃっぽんにも居ます http://v-nyappon.net/?m=pc&a=page_f_home&target_c_member_id=2841
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ああ、愛する我が姫よ
僕はあなたが望むならなんだって致します。
荒波に飛び込んで、深海に眠る宝石を探し、
険しい山に登り、永遠に枯れない花を摘みましょう。
ですが、なぜです、我が君
何故貴女はあの者を見つめているのですか。
僕では貴女を満足させられないのですか。
こんなにも尽くしているのに!
あの者...瑠璃色の王子様のおはなし
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ふたり ひとをころしました。
1.
穏やかな日々はもう遠い昔のことのよう
つい最近のことなのに
君は軽蔑するだろうか
嫌ってくれて構わない
この手で君に触れて
血に染めてしまいそうで
この雨にも洗い流せないもの。
この身体に沁みていくもの...雨中心中
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学校もバイトも友達も家族も何もかも捨てて
小さなバック一つでこの国を飛び出した
一度も行ったことのない外の国を目指して
窓の外で滑走路が後ろに流れていくのを眺めながら
眠気に誘われて目を閉じた
※
「お客様、お食事のご用意が出来ておりますが、どうされますか」
と添乗員にそっと起こされて目をあけると、...でるうしおんとらべる
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(私が 遠い遠いある国の
翡翠の王女の義従兄の 藍玉の騎士の義理姉の
瑪瑙の女王のその又義従弟 から聞いた
遠い遠い遠い琥珀の国の忘れられたお話・・・)
ある国に 双子のきょうだい 住んでいた
いつも一緒のふたりは 仲が良い
星も月も 誰もかも 羨むほどに仲が良い
だけど
ふたりどちらか 琥珀...琥珀サロメ