あの公園のあった場所
ふと通りかかったら思い出深い近所の公園が無くなってしまってたときに書いた曲です。
『あの公園のあった場所』 作詞作曲編曲/Kazkun
ボクらの明日を占うような秋の風
あの日ボクらは秘密基地から飛び立った
後ろは見ない一人で心に決めたけど
また秋の風あの場所とボクをつなぎだした
夕日傾き沈む学校からの帰り いつも語り明かしたあの公園で
大人になることがただ怖かった 今が終わってしまうのが怖かった
季節はめぐり たくさん失ってはまた拾い集めて
怯えていても何も始まらない 夢を持とう 自分に言い聞かせた
友よ キミもそうだっただろう
ボクらの明日を占うような秋の風
あの日ボクらは秘密基地から飛び立った
後ろは見ない一人で心に決めたけど
また秋の風あの場所とボクをつなぎだした
アイツは同窓会には来れなかった 昇進して忙しくなったんだって
祝福したいけど素直にそうできなくなってしまった自分が嫌い
これからいくつもの夜を越えて 思い描いた自分に近づけるだろうか
わからない でも
おぼろげだったけど確信めいたあの感覚 忘れたわけじゃない
立ち止まることを忘れてしまった大人たち
いつしか時はグラスの縁(ふち)から零れだした
後ろは見ずに気づくと景色変わっていたけど
また秋の風あの場所とボクをつなぎだした
キミは知っているかい? あの公園もうないんだ
時間を忘れたブランコ よく寝そべった滑り台
今は巨大なコンクリートの下
なんだか心まで埋められてしまったような気がして
ボクらの明日を占うような秋の風
あの日ボクらは秘密基地から飛び立った
後ろは見ない一人で心に決めたけど
また秋の風あの場所とボクをつなぎだした
また季節は変わり一人で別れを告げたけど
素晴らしい日々を過ごすために歩き続けよう
分厚い雲が薄れて光が射したとき
光に向かい自分だけの花を咲かせよう