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蹴り飛ばされたあの窓 壊すことがなかったら
セロ弾きとかっこうはどうしていたのでしょう
トォテテ テテテイ、やり直しはそのまま
ただひとつ違うとするなら 涙を拭う羽だけ
かっこうはいつだってセロ弾きの肩に寄り添って
月の出た夜には二人ドアから飛び出して
いまだ 見たことも聞いたこともないような
ドレ...

【曲を付けて頂きました】 セロと小鳥の幸せのうた

2430a

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※前のバージョンに読みを記載。

MCI_Errorさまの素敵楽曲はこちら>http://piapro.jp/content/eg8dsdniikieks86
ストリングスがとってもきれい。
「セロ弾きのゴーシュ」に出てくる「田園」のフレーズがちりばめられている素敵な曲です。
童話の雰囲気によく合う優しい曲調、けれどオーケストラの盛り上がりも活きています。
もうずっと聞いてたい!

宮沢賢治さん「セロ弾きのゴーシュ」のパロディ作品。
著作権は消滅しているため、規約違反や権利侵害には当たりません。

このお話には登場人物がもっといるのですが、この歌詞で書いたセロ弾きと郭公をメインにかいつまんであらすじを。

セロ弾きのゴーシュは小さな楽団でセロを担当していましたが、
あまり上手ではなく、団長に怒られては泣いていました。
ある晩、カッコウが歌を教えて下さいとゴーシュを訪ねてきます。
初めはしぶしぶ付き合っていたゴーシュですが、カッコウが「もう一度もう一度」と何度も言ってくるので、
「そんなに言ってると鍋にして食べてしまうぞ」と云います。
するとカッコウは慌てふためき、窓から逃げようとします。
ところが窓は閉じられていたためにぶつかり、血を流して床に落ちてしまうのです。
ゴーシュもさすがに焦って「いま開けてやるから待て」というのですが、もうパニックのカッコウはその後も窓に二度ほどぶつかり、
いよいよ危ないとゴーシュが窓を蹴り飛ばすとそこから逃げて行きました。
その後、ゴーシュは楽団の発表会を成功させ、アンコールは一人で任されたりと、セロ弾きとしていい結果を残します。
このお話は、ゴーシュが窓の外を見ながら、「ああかっこう。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんじゃなかったんだ。」と言う場面で終わります。

なんだか哀しいお話だったので、
もしカッコウとゴーシュが、友達になっていたらどうだったか…幸せな展開になればいいなと、想像して歌詞を書きました。