蛍星
偽物みたいな空を割って 白い飛行機雲が伸びていく
夏を追いかけるように 平行に 続く線路を辿って 南へ
海の見える場所がいい と君は言った
ずっといっしょにいられるなんて夢をみていた
私の中でワタシがささやく 本当は分かっているはず
幸せな時間はやがて終わりを告げる…
夏が終わる頃には 私はここから消える
刹那願いを抱いて 夜空に散った蛍星
私がここからいなくなって きっと君はすぐ忘れてしまうだろう
夏よまだ終わらないで かみさまもう少しだけ
手を離したら置いて行かれそうで
そんな気がしてすこしだけ足を早める
My world awoke because it met you.
My time begins to move touching you.
Only your memory is proof that I am here...
(君に出会って 私の世界は目覚めた
君に触れて 私の時間は動き出す
君の記憶だけが 私がここにいた証)
(奪われるために与えられた小さな光)
お願い悲しまないで すこしだけ覚えていて
長かった夏の日の 一瞬の蛍の恋…
夏が終わる頃には 私はここから消える
刹那願いを抱いて 夜空に散った蛍星