僕に愛と水を
だるく、かつエレガントな浮遊感を演出。ロック。
「僕に愛と水を」
あなたの目蓋に 映る夕日は
僕が見ていた あの日と同じか
スタジオに向かう 辺りは夕闇
機材の重みが 夢追いの足かせに
ハンガーにかけた このスーツに目を伏せ
ペダルを踏んだまま ずっと
鳴り響く音 聞いて
今 僕だけの箱に閉じて
咲きかけの花に 愛と水を
あざとい瞳に 騙された僕は
音の無い日々を 受け入れたみたいだ
電車に揺られて 気づけば夕暮れ
見慣れた景色に ぽつりと語りかけて
財布に入れたピック この靴底のリズム
重ねて鳴り止まない歌を
視界に映るステージ
今 ほつれた糸を解く
ほら 空っぽの箱を開けて
そう 好きなだけ今を詰めて
咲きかけの花に 愛と水を