夏のわすれもの (instrumental)
【歌詞】
夏風にそよぐ花の調べ 待ち合わせは今日も夢の中で
いつの間に遠くはなればなれの 思い出の中ゆらり鈴の音色
いつか聴いた夕暮れの合図 独りよがりの幼いメロディー
「帰ろう」無邪気に笑う君はここにはいない
花開いた夜にひとりきり 霞む空にそっと光が灯る
鳴り響いた夏のわすれもの 思い出すんだふたりだけの場所
時が経つほどに薄れていく 聞こえないようにと耳を塞ぐ
大人ぶった矜持も叶わないんだと 心の中揺らぐ日々の迷路
どれだけ踠いても どんなに縋っても
どうやら戻れないらしい 僕らが描いた夏の日まで
そうかこれが最初で最後なんだ 仄かに眩んだ淡いメモリー
ここで待ち合わせよう 願いは掴み取るもの
遠く響いた声
風に乗って聞こえた鈴の音と終わりを告げるような優しい声が
ここにいるよ そっと手招いた
花びらが揺らいで落ちる頃 色めき伝播したように高鳴る鼓動
鳴り響いた夏のわすれもの 思い出すんだふたりだけの場所
いつかそうやって笑い合えるなら
夏風にそよぐ花の調べ いつか話そう鈴の音色とともに