あの夏、きみと見上げた花火を。/ 鏡音レン
あの夏、きみと見上げた花火を。
BPM 80→(歌い出し後の小節頭から)180
夜空に光の華が咲いて空を照らす
あの日僕は笑った 涙こらえて
空を見上げた
瓶ラムネ 空に透かして
からり ビー玉の音を鳴らした
飲みほした瓶の向こうの
きらり 瞬く星を見ていた
星空を背に笑うきみに 重なる光
花火の音に 本音隠した
あの夏。
きらめく星を追い越して 咲く光の華
きみを見送った あの日のように
僕を照らして
夏の夜の あのときの
楽しげな祭囃子
きみは寂しげに笑ってみせた
涙隠すように
神社のさ、長い階段を
きみと勝負して駆け上がったね
息切らし登りきるころには
きみは座って空を見てたね
あの境内(ばしょ)にいたきみの姿、重なる夕日
願っても もう戻ることはない
……あの夏。
遠く……
遠く遥かな空の向こう側 走り抜ける風
僕はまた笑った あの日のように
きみに届くように!
夜空に上がった光はまぶしく輝いた
あの日きみと見上げた花火のように
僕を照らして