【KAITO】tear
夏から続いたレクイエムシリーズ、その最終章。
前バージョンでピアノソロ。誰か弾いてくれないかな……
この曲は、今まで作ったレクイエムの、その解答となる曲です。
ですから、隠し来ていた事を話すつもりで作りました。中には気づいた方もおられるかもしれません。
私のレクイエムは「不特定の誰か」のためではなく、すべては失ってしまった愛する弟ただ一人の為に書き連ねた曲です。
最初の曲は、「さよなら」を言う為に作りました。
次の曲は、救えなかったことを悔やむ歌でした。
その次の曲は、今までの思い出と「愛している」という事を伝える曲でした。
次の曲は彼の選んだ人生を認めてあげようと思って作った曲ですが、ちょっと横道にそれてネタに走りました。あれをこのシリーズに入れるかどうかは怪しい。
この曲は、彼の一生を振り返り、来世での成功を願う曲です。特にこの曲は、いままで歌詞のオブラートで包んでいた事をそのまま書きました。
一つ一つ歌にすることで気持ちの整理を付けようとしました。
tearの中で歌われていること……これを言えるようになるまで４ヶ月かかりました。
まだまだ言いたい事はあるけれど、入りきらなかった……
レクイエムシリーズはこれでいったん区切りをつけて終わりにします。でも、またいつか書きたくなると思います。これは、もう仕方ない。「お前をネタにしていかないと、姉ちゃんやっていけないから許せよ」と、彼には言っているので、多分大丈夫。
KAITOは余計な調整いらないと思うほど発音とか上手でした。テンポがゆっくりっていうのもあるんでしょうけど、図ったような表現をしてきたので、作っている最中は何度となく泣きました。他の曲も途中で泣いてしまったけれど、声を上げて泣いたのはこの曲だけです。……まだちょっと私には早かったのかもしれませんね。
ところで、いつもの事ですが、まじめに曲をつくると反動で何かネタに走りたくなるのですが、今回の犠牲者はいわずもがなKAITOです。
【歌詞】http://piapro.jp/content/r17rybb8nijdgzmc
