マスター、わたし歌いますね
夕べの僕は 徹夜して何とかミクの曲を完成させようと襲いくる睡魔と格闘していた。 朝一でさっそくミクを起こして出来上がった曲を聞かせてみた。 「すごいっ・・・すごいです!!マスター!!」 「そ そんなにすごい すごい、いうなよ!なんだか恥ずかしくなるだろ!!」 「いいえっ マスターはすごいです!!えらいです!!!こんなに素敵な曲を わたし歌えるんですね・・・」 「ミク・・・」 大きな瞳をうるませて僕をじっと見つめるミクが愛おしくてたまらなくなった。 (ああ 徹夜してよかった・・・)