サザナミインステッド
バカみたいにでっかい口をあけて
でっかい未来を語った
あぁあの日の僕には それは夢って言葉じゃなかったんだ
あの頃僕らは何でもできて
何にでもなれた
理想の世界が目の前に広がっていて
その地平の果て虹の先へ飛んでいけると信じていた
あれからどれくらい時間が経った?
後回しにした山積みの問題片付かないぜ
きっとあの日の大切な何かは
もっと大切な何かが取って代わったんだろう
心の勇者を捨てて 代わりにスーツを着て
飛び立つ翼を捨てて 踏みしめる靴をはき
おとぎの魔法を捨てて 代わりに時計を手に
そうやって寄せては返すインステッド
ここからは何もかも見えていたのに
そのほとんどが見えなくなった
だけどその代わりに僕は
僕自身をちゃんと見つめる手鏡を手に入れた
あの日の夢はあの日のままで
朝の電車は僕をどこにも連れていかない
テストの点はいつまでも二桁のままで
もっと大切な何かを探してみたんだよ
Instead of brave hearts, we need armors to save our tears.
Instead of light wings, I need arms to hold your body in.
心の勇者を捨てて 代わりにスーツを着て
飛び立つ翼を捨てて 踏みしめる靴をはき
おとぎの魔法を捨てて 代わりに時計を手に
そうやって寄せては奪いまた与える
おとぎの女の子は 姿を変えてここで
あの日の夢を二人 形を変えて見てる
心の勇者は僕に 何も言いはしないけど
ささやかに足を浮かせる 細波のように