夕凪荘からの脱出 offvocal
凪の匂い淡く
引率の先生が『この旅館だ』と言った
修学旅行2日目
自由時間に僕らは
旅館から抜け出した
田舎町、潮の香り
どこへも行ける気がした
トラクター、漁港の揺れ
君は眺めてた
シャッターを切りたい!
どうして僕たちは今生きてるの?
潮騒は君の後光 輝いて
センチメンタルは胸を突き抜ける
一瞬の気の迷いでもいいよ
この感情も濾過されて
やがて綺麗に忘れてく
死ぬまでだけはこの感傷は僕だけのものだ!
君が綺麗に笑う事
風に吹かれ目を細める
この一瞬を僕だけが最後まで覚えとくよ
二度と会えなくなったって、君の味方だよ
死んだら僕たちはどこへ向かうの?
不安は君を見てたら忘れちゃって
なんだかちょっとだけ全てがわかった!
一瞬の勘違いでもいいよ
『大人になったらさ、無意味になるよ。
全てに興味無くすって噂だよ。』
僕らはその向こうまで突き抜ける!
死ぬまで勘違いさせていてね