アイネクライネ
身勝手な歌
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アイネクライネ
見慣れた街の 風景だとか
思い出しては 目を逸らしていた
いつだってさ 認められなくて
自分を守って 誰かを嫌った
本当はさ 認められたくて
自分を殺せば 善かったかな
誰かのためと 嘘を重ねた
傷付いて 傷付けて
ほら また 一人ぼっちなんだ
作り笑顔が 上手くなったとか
馴れ合うことに 疲れたんだっけ
遠ざければ 狂おしくなって
想いは募って 胸が詰まっていく
本当はさ 此処にいたいと
嘘でも言えば 善かったのかな
誰かのために 嘘を重ねた
何度だって 何度だって
ほら また 傷付いてさ
嗚呼なんて 笑えない話なんだ
不器用に 笑うのはもういいよ
誰かのためなんて 嘘で傷付けたんだ
「ほら、君はひとりじゃないよ」
そんな嘘をついたんだ