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「櫻風」の創作に利用した作品

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【題名】
櫻風
【歌詞】
神楽の時節も 何時しか終えて
凍解の朝 鮮やかな日よ
梅の花散りゃ 彼岸も過ぎて
硬い蕾が 綻んで行く
君の去った日は 乱れ咲きの下
荒ぶ風 今宵の如く
櫻舞う夜 彼の夜の契り 今も褪せず...

櫻風

ohca

ohca

歌詞を募集していらっしゃるネイル様の楽曲(http://piapro.jp/t/C2Od)に歌詞を付けました。


ずっと昔にいなくなってしまった「君」との別れの夜のような、満月で櫻の花弁が散るような吹きすさぶ風の日に、
泣いている「私」の姿を、夜を明るく照らす満月に見られて「君」に告げ口されて笑われてしまうのではないか…と心配して、
風と櫻の花弁に、姿を隠して、声を掻き消して欲しいという歌詞です。


表現としては、
・飾らない歌詞
これはこの曲に限らず、自分がこれから歌詞を作るにおいてずっとそうしていきたいこと…ですが。

・時間の経過の表現
1番なら「神楽(12月の季語)」→「凍解(2月の季語)」→「梅(2月の季語)」→「彼岸(3月の季語」→「櫻」という冬から春への流れ、
2番なら春夏秋冬,そして重なる齢という一年いちねんの経過
といった表現を入れました。

・対の表現
Cメロの「君」「私」の対比です。
パッと浮かんだものですが。

・古文表現
「な絶えそ風よ」は「な~そ」で「~してくれるな」という丁寧な命令なので、「どうか風よ、止まってくれるな」という歌詞にしました。