砂礫の一握
歌詞
野に吹く風の音に
遠い時代の歌を聴き
見はるかす地平に
続く由来を知る
砂の舞う荒野に
そびえる都市の形骸を
鳥はただ掠めて
遠い空を進む
歌は指さす先へ
生まれた意味は確かにあると
見据えた未来までの
経路を遠く辿る羽
野に踏むその礫は
遠い時代の歌を歌い
確かな面影を
此処に伝えている
砂の舞う荒野を
征く一群の鳥の背を
指差して進もう
地図が示す場所へ
流れる風を追って
生まれた意味が無かろうとも
確かに此処にいると
また言葉を紡いで行こう
歌は指さす先へ
幾多のその時代を束ねて
見据えた未来までの
経路を遠く辿る羽