アンダーランプ おふぼ
アンダーランプ
見ないフリ続けていたら、そのまま見えなくなって。
変わっていく意味は理解されぬまま。
揺れてる船の上で僕は、この旗を掲げたのだろう。
遠く、君にまた見えるように、翳していよう。
君だけが手にしたランプよ。君だけを照らす灯台であれ。
何度忘れてしまおうと、また君の元へ。
どれだけ、僕が僕であろうと進んでいく。
灯したこの光だけは消えぬまま。
揺れてる船の上で僕等、この歌をまた歌うだろう。
遠く、君にまた聞こえるように、消えないように。
変わりゆく世界の隅で僕達は進んでいくから。
何時か出会うだろう僕等は、僕達のままで。
イッサイも、ガッサイも、失くして今、向かう場所へ。
君が持つそのランプは今も照らしている。
灰色の波の随に揺れる船、灯台を探した。
借り物の旗を掲げて、君に会いに行くよ。
君だけが手にしたランプよ。君だけを照らす灯台であれ。
何度でも忘れてしまえ!
また君の元へ迎えにいくから。