見返りは優しさで
作詞も最新作です。
----------------------------------
「見返りは優しさで」
失うことでしか尊さを識れない罪は
魂を憂う行為では購えない
擦り切れた胸を痛ませて代償の涙で浸して
困難な呼吸(いき)でも言葉紡いで
音で届くまで奏で
辛いから逸らした視線で真実は見れない
叫びを聞いて触れられぬ痛み抱いて
切実な祈りはありふれた日常とその景色
絶望と向き合った奇跡などない
世界は抱擁で返す愛を
見返りは優しさで幸福をもたらしてみたい
見返したいなんて強欲は風がさらえばいい
授かった優しさで月の影を照らしだして
嫉妬した太陽は星空の祝福に抱かせて
満たされた過去が無くしてしまった未来に
馳せた思いを分かち合う馴れ合いの日々
いつまでも続く幸福はまるで不幸みたいだ
知った痛みしか感じないなら
僕は誰を信じるの?
見返りは優しさで与えられ慣れた世界で
見返したいなんて風化寸前のアナクロ
授かった優しさで午後四時の月を探しだして
さらされた臆病は太陽に恋、恋焦がされて