hicali
春だ!ニカだ!はなびら大回転!
[hicali]
醒めない夢を見てるような持続する幸福に浸り続けた
怯えた字体は無数にちぎれ 蜘蛛の仔散らすよに逸れてく
ハルハナはまだ八分咲き 月なんぞは隅ナキと云うが
ムラクモがモザイク処理をして 不足した想像力を求むる
嬉々としてただ離れていく キミたちへ暖かな孤独!
ボンヤリと忘れたころに 想い出は色づいて実る
なにしたってどーしたって ココとソコは違うんだ
だからとても素敵だ
華やいだ時間の後 足跡は全て散らばった
振り返ることは避けた 目尻だけ少し濡れた
早足な街に潜り 約束は指で繋がった
曖昧な言葉よりも 根を張って絡みつく
醒めない夢を見てるような持続する幸福に浸り続けた
水彩絵の具で希望を染めて歪なキャンパスにハナガサク
息を止めたなら時間も止まると自分勝手なルールを期待した
ショッぱい瞼に突き刺さる、ヒカリ
放っとけば消えてしまうほど今は頼りない線画の未来
この先にどんな色を乗せる?
だからボクは口元にはにかんだような微笑み浮かべて
貴方に告げる 「 」