君のポラリス
遠く色褪せた 幼い約束
抱きしめていま、目を閉じるの
お月様の休日には内緒で抜け出して
覚えたての星座をふたり探した
君の横顔 星を抱くその瞳
ずっと ずっと 好きだったよ
"ねえ もしも私がいつか
星になる日が来たとしたら
ポラリスの側、まだ何もない空白で
輝いてみせるから 探してね"
遠く色褪せた 幼い約束
抱きしめていま、目を閉じるの
遥か空 貫いて辿り着く
君の為 星になろう
ふたり交わした約束が月日を重ねた頃
残酷な現実が私に告げた
君には言えない 残された命の砂
ずっと ずっと 側にいたかった
"ねえ いつか私が君の
元を離れて空へ行ったら
追いかけないで、君は君の今を生きて
見守り続けるから 泣かないで"
淡く消えていく 儚い命を
抱きしめていま、目を閉じたの
三日月を飛び越えて空高く
君のため 星になって
もしも暗闇に足を止めたなら
君だけのポラリスになる
ひかり照らすよ
分からないままの 生まれた理由を
置き去りにする、怖くないわ
ただひとつ 大切なひとの為
捧げたいと 願ったんだ
遠く色褪せた 幼い約束
抱きしめていま、目を閉じるの
遥か空 貫いて辿り着く
君の為 星になろう
君だけのポラリスになる