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「夏の終わりから秋(仮)」の創作に利用した作品
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A1 誰かの足跡追い 砂浜を歩く 少し痛む胸 撫でる風が優しい B1 あの雲の向こう側に 何があるんだろう 季節外れの雨に 向日葵が泣いた S1 少しずつ長くなる影法師見つめて 止まったままの記憶そっとその中に隠した A2...
夏の終わりから秋(仮)
叶瀬葵
夏が過ぎていくのを少しさみしく思う「彼女」 の目線で、季節が変わっていくことへのちょっとした不安や期待を込めて。 向日葵が泣く というのは、まだ咲いていたい、ここにいたいという思いと、 太陽に向かって咲く向日葵が、そろそろ秋に向かうから、花も俯いていく情景を連想できるようにこの言葉にしました。 また、一番の「向日葵が泣いた」と二番の「海が凪いだ」は韻を踏んでいます。 長くなる影法師、は夏に比べて太陽の位置が下がるため、 自然と影が長くなることから、秋に向かってることを表しています。 夏の思い出(幸せなことかもしれない、失恋とか、辛いことだったかもしれない)をもうこの季節の移ろいと共に昇華していこうと、その影の中に気持ちを隠す、という感じです。 「桐一葉」は他の木よりも早く落葉する桐の葉が一枚散るのをみて秋の訪れを感じるという意味の言葉です。 同じように、「ひぐらし」も夏のおわりを感じてもらえるように入れました。 ビー玉は、透明感とともに、夏の飲み物「ラムネ」も連想してもらえるかな、と。 心を照らす海が鏡のように凪ぐ、は 「彼女」の心が段々穏やかになり、不安も和らいでいく…ことを表現しました。 「秋冷」は秋に入り、すずしい風を連れてくること。 海も秋の涼しさを纏って、「彼女」を秋へと連れて行こうとする。 それに誘われた彼女も、夏の思い出はここに置いて、秋へと進もうとする心境を表しました。 ラスサビの色づく空、は秋の色を連想していただけると...。 月は、三日月をイメージしています。 これからの季節は秋だよ、と教えるという意味で「月が道を照らす」としました