アジサイ-instrumental-
降出した雨の音であしをとめて
振出しに戻るのはもう嫌なのさ
六月の水滴に紛れ込ませて
流した涙までいつわりたくない
また
やがておわるほの暗い空に
試されている生きていることを
「むなしいだけ」
何時かはぼくらも灰色になって
本当のイロだってわからなくなるだろう
曇天
曇天
かすかに残る青とムラサキ
それはきっと夏へと繋がる片道切符
降出した雨の音であしをとめて
振出しに戻るのはもう嫌なのさ
六月の湿度に邪魔されても
その手を離してしまわないよう
また
やがておわるほの暗い空に
示されている生きていくことを
「たしかめるよ」
何時でもぼくらは証を歌う
今の姿と掛け離れても気付くように
進攻
進攻
あの日の君を塗替えていけ
のぞまずとも太陽に照り付けられて