鬼
人混み の中で
一人 ぼっち
千の眼が 私を睨む
息を潜め 逃げるしか なかった
(Screamo)
人差し指がこちらを指差す
ああ人の子ではないのね (かわいそうに)
化け物を見る目で
私を拒絶しないで
(Growl)
普通に生きることが
なぜ許されない
人は見た目だけで
なぜ嫌われる
虫の息 となり
錆び 付き
呼吸が 消えていく
眼を閉じ 去りゆくしか なかった
(Screamo)
人の記憶から消える私
嗚呼、鬼の子今や地獄の向こう (さようなら)
この屈辱晴らさずして 消えるものか
(Growl)
流す涙も無くなる頃
鬼を知るものはいなくなった
この怨みを
覚えているか
ただ生きる事を
拒まれて、
恐れられ、
葬られた私の
深い悲しみが理解できるか
人の闇を飲み込み 鬼となる
人の恨みを表現し 鬼となる
人の怒りを溜めこみ 鬼となる
人の命を奪い取り 鬼となる