バッハ:主なる神よ、いざ天の御門を開かせたまえ BWV617
バッハのオルゲルビュッヒラインより
BWV617「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」です。
投稿が遅れてしまいましたが、本来は聖マリアの潔めの祝日(2月2日)用の曲です。
楽譜は新バッハ全集(Neue Bach Ausgabe)べーレンライター版です。
はちゅ~んによりA.ジルバーマンに調律
<原詩>
Herr Gott, nun schleuss den Himmel auf,
mein' Zeit zum End' sich neiget,
ich hab' vollendet meinen Lauf,
dess sich mein' Seel' sehr freuet.
Hab' g'nug gelitten,
mich mued gestritten,
schick' mich fein zu, zur ew'gen Ruh'.
Lass fahren was auf Erden,
will lieber selig werden.
<和訳>
主なる神よ、いざ天の御門を開かせたまえ
我が時は終わりに近づきました
私は自分の生を全うし
我が魂はそれを歓びます
私はもう十分なだけ苦しみ
戦うことに疲れ果てました
疾く私を永遠の休息へ送り届けたまえ
私は地上のもの全てを捨て去り
天の浄福こそを望みます