「マスターっ、桜が満開です!!」
今日はミクと近くの公園に来た。
ふとみると隣に居たはずのミクがいなくなっていた。
「あ、あれ?どこに行ったんだミクのやつ。離れるなって言ったのに・・・。ったくしょうがないな~。」
「マスターっ!ここです、ここっ!!近くで見ると本当にきれいですね~!!」
(えっ!?)
声のする方を見上げるとそこには桜色に染まったミクが僕に手を振っていた。
桜が眩しすぎたせいだろうか気がつくといつものミクが桜の木の上にいた・・・。
「どうしたんですかマスター・・・?」
「・・・桜の妖精がいたんだ。」
「えっっ、どこ!?どこにいたんですかあっっ!?」
「もう消えちゃったよ。」
「えーーーーっ、ずるいですマスターだけ見れたなんてーーー!!」
頬を膨らませてすねているミクもすごくかわいい・・・。
「そうすねるなって。きっとまた会えるよ、な。」
「うー ほんとですかー?」
ミクの頭をポンポンと撫でながら
(妖精って本当はミクのことなんだけどな・・・。)
と思う僕であった・・・。