【重音テト】彼ノ世草紙【オリジナル曲】
江口夏実先生原作の漫画「鬼灯の冷徹」をイメージして作りました。
黄泉に墜つ白装束 獄を決す彼の世の門へ
誘うは紅い灯籠 逝き先分かつ現世の歴
喩うなら篝の中 寂滅 再生 繰り返し
千単位の時すがら 苦患に耐え転生を待つ
子子子子子子子子子子子子
カラカラ笑う獄卒の宴
鬼に金棒 亡者に針峰
天網恢恢
罪の裏に恨み在り 人の因果は絶えず
繰り掻いた蜘蛛の糸に縋る亡者の目に咎を見せ
極楽に昇り逝くは情状酌量の故
浄玻璃が写す現世 嘯き逃げることは赦されない
愉快痛快日々明朗 片足で跳ねてけんけんぱ
にゃいと鳴いてニャパラッチ 笑う門には亡者来たる
死を以て救い求む 大焼処にて咎を焦がす
鬼火交う神代の世 無念はいつしか神と成る
「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」
手招く声が 黄泉へと誘う
孤児さらう 毒の盃
いざや彼の世革命
さあさ 責めせちがいましょう
ここに救いなどない
冷徹且つ冷血に 苦悶の制裁を与えましょう
天か地か下す釈は慈悲なく地獄を告ぐ
墜つ時分は紅の鬼がかがちの目で 枷を引こう
いずれは我が身