ポップでキュートなバーチャルアイドル歌手
―うーん、ミクの絵を描こうと思ったんだけど、うまく描けないや
「根本的に画力がないせいね」
―というか、他の人みたいに、人間みたいなミクを描こうと思っても、普段から人間なんて描いたことないから無理なんだよ
「だったら、あなたの見たままに描けばいいんじゃないの?」
―ええー。ミクの姿なんて見えるわけないじゃん。実際にはいないんだから……。
「でも、こうやってあなたと話してるじゃない」
―そりゃそうだ
「実際にいるかいないかは別として、あなたが感じる私のイメージを描けば、それが私の絵ってことになるんじゃないかしら」
―あ、それはいいね。そうしよう
(10分後)
―できた!
「何、これ……」