ピンクスター
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25303167
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暮れはそう遠くないらしい。
夕焼けの気配、ひそやかに。
(そう言えば、今日は明日の昨日だった……!)
謂わば少々の韜晦なんて生の捷径だ。
知ってはいたが、どうにも割り切れないね。
分かんないことだらけだ。
夢は、そう、夢のままで
僕は躁鬱病になった。
君は言う、「優雅なモラトリアムをどうぞ!」
なぁ、なぁ。……なぁ。
揺れる身体、弾む音。
果てに想像に倦むまで積めば、そう、トゥーメニー・ポップサウンズ。
それも悪くはない。
のぼせそうな焦燥はもう、
僕らの目の前にあるさ。
君が言う猶予なんてどこにもないぜ、ほら。
なぁ、なぁ。… …なぁ?
泣いてる暇は無いさ。
ひきつけのように笑う(今だけは)。
弾けるまでは、怯えだって忘れてしまえるさ。
アイ・ラヴ・ユー、ウェアーイズマイマイン(ド)、もう分かんないな。
歌に僕が救えるのかい?
「それは無理だ」と歌は笑った。
飲み干そうと言う声も「それは無理だ」と嗤った。
あとはただ朝が僕を取りかえすのを待つだけ。
なぁ、なぁ、なぁ……。
泣いてる暇は無いさ。
ひきつけのように笑う(今だけは)。
弾けるまでは、怯えだって忘れていられるのかなぁ……?
少しずつこぼれてゆく僕はいつか無くなってしまう。
そんなことも、指先のピンクスターが流れたら、もう。