海葬 / Instrumental(2mix)
夜に覚めたら
君が泣いていた
声を出すけれど
何も届かないらしい
子供の頃はさ
強くなりたくて
孤独に触れてた
何も期待しないように
強くなれたのかは分からない
弱い生き物なんだって
何か寄りかかって
一人だけじゃ上手く歩けない
気づいたよ
いつか終わる僕らだから
今が輝いている
沈む陽と君の顔
もう思い出せない
命はまた、世界の中
巡り繋がっていく
「だから辛くないよ。」
言い聞かせて
早く 早く 早く
早く 早く 早く
君が僕にさ
教えてくれたから
「強くなくていい
何も怖がらなくていい。」
だから僕はね
弱くなれたんだ
少し嬉しかった
支え合えることが幸せだと
何処へでもいける気がした
あの日まで
いつか二人
指を交わし約束したことも
振り返る何もかも
もう忘れられない
朝陽がほら
僕を照らし
前へ進めと言う
だけどもう独りじゃ歩けないんだよ
君の居ない世界じゃ
何処に行けばいいの
「教えて。」
神様 願うなら
あの人を支えて
本当は最期まで
居たかった
神様 願うなら
あの人を返して
僕はもう
強くなれないから
綺麗な月
夜の帳
見上げた星の空
静寂と細波
鼓動が早まる
一つ深く息を吸った
心は決まっていた
さよならの続きは
これしかないから
「今から逢えるよ。」
と話しかけた
息を止めて
冷たい海
深く潜っていく
透き通る視界から
滲む月が見える
命はほら
何処かでまた
今も無くなっていく
「だから怖くないよ。」
そう言い聞かせて
深く 深く 深く
深く 深く 深く
深く 深く 深く
深く 深く 深く
深く
薄れゆく世界
苦しさ、深い蒼
ほら、逢いに来たから
「笑っていいんだよ。」
水底、見つけた
キラリと光るもの
それはいつかの指輪
ぎゅっと握り締めた