マカフシギ
ft.初音ミク
私たちの日々の生活と
宇宙、星を掛けて作曲致しました。
自分に自信が持てない"私"は
いつも暗い部屋にこもり
退屈な日々を送っていた。
こんな生活がずっと続くのだろう。と思っていた。
その日が、来るまでは。
──「外を見てごらんよ。」と君が言う。
「めんどくさいよ」と私は言葉を投げ捨てるが
「いいから早く。」と君は私を急かしてくる。
カーテンを開くと、窓から光が差し込む。眩しい。
月の光でさえ眩しく感じてしまうほど
私はずっと暗闇の中にいたということが
痛いほどわかってくる。
慣れない光に目を細めながら、私は空を見上げる。
そこには、美しい満天の星空が広がっていた。
夜空に浮かぶ幾千の星達が、
キラキラと光り輝いている。
大きな星も、小さな星も。
当たり前のことだけれど、
みんながみんな違うもの同士なのに、
みんながみんな同じ夜空にいる。
だからといって星同士が衝突することはなく、
ただ、キラめいているだけなんだ。
私は、その光景に圧倒された。
「綺麗でしょ?」と君が笑う。
私はようやくそこで気づいた。
太陽のような、情熱と
時に月のようなその優しさで君は、
真っ暗だった私の心(宇宙)を
照らしてくれたんだと。
──不思議だよね。こんなに綺麗なものが
僕たちの身の回りには沢山あるんだ。
──そうだね。本当に不思議だ。
不格好でいい。嫌いでもいい。
地球(此処)に行きているからには、
誰だって主役になれる。
自分の思い描く個性(ホシ)を
堂々と、流していきたい。
地球は、何が起こるか本当にわからない。
本当に"マカフシギ"な星だ。