書いて、描いて、 inst
愛してほしくて書いた歌の
居場所がないから閉じ込めている
いつかの記憶を慰めるために
書いたはずの言葉も届かないまま
ああ それでも
愛してほしいから歌を歌ってるんでしょ
忘れないで あどけない記憶をやさしく抱いて
愛してほしいから言葉を綴っているんでしょ
忘れないで 苦しくて泣いた夜も描いた事を
あなたの歌が聴きたいから
残してほしいと思ったんだ
あなたが歌った季節のこと
あなたが描いた景色のこと
「無くした言葉をかき集めて、また無くして。
繰り返して、形が歪で...」それでもいいんだよ
愛してあげるよ 面影ばかりのその歌も
確かにそれは君が描いた言葉だから
ああ それでも あどけない記憶を忘れて
描いた絵を丸めるように 隠しこんでしまうのだろう
色褪せても 消えない想いが溢れて
ほら、掬い取って見せてよ
もしもあなたが書いて、描いてる意味を
忘れそうになってしまったら
この歌を思い出してほしい
きっと、あなたを慰めるから
愛してほしいから歌を歌ってるんでしょ
忘れないで あどけない記憶をやさしく抱いて
愛してほしいから言葉を綴っているんでしょ
忘れないで 苦しくて泣いた夜も描いた事を
忘れないで あなたの言葉が響く日まで
