月と花とワルツ
何にもない場所で咲いた花は脆く
どんなに綺麗でも魅せることはない
たとえどんなに不幸でも それが運命なら
ここに生まれたこと 言葉なく恨むだろう
あの月のように 輝くこともなく
その生涯終わらすと人知れず
枯れるならば 自らの
手で終わらせてしまえばいいんだ
長い夜が過ぎていく
明日また会おうと約束した月と花
どこか誇らしい あの星が憎い
ここには一輪の花しか咲いていない
例にあの星が私で綺麗に佇む
どんなに幸せなことだろうか夢見た
月日は過ぎる 花弁を落としたよ
それを見ていた月が優しく
語りかける夜の中
淡く照らされる花は綺麗
長い夜が過ぎていく
明日もう逢えないかもしれない月と花
静かな夜 月の下
一つ凛と咲く花は誇らか
長い長い夜はもう
終わりを告げる朝がきたもう逢えないんだ