Lost chapter / 鳴花ミコト v flower（Off Vovcal コーラスなし）
言の葉たちが踊るステージの上
折り重なったページひらりとめくる
幾千の文字と文字が絡み合った
俯き加減の視点に広がった世界
少年だった頃はそこにあったはずなのに
今はどこにも見えない
さよならバイバイ本の虫
あの頃の僕はいないのかな？
文字で創られた世界達に
心踊らせた少年よ
バイバイ本の虫
もう一度楽しめるのなら
そんな夢にただ縋っても
あの時に戻れはしないんだ
さよなら
着飾った表現や王道の展開
少年だった時には楽しめていた
幾度重ねた邪推、否定、比較
綺麗だった世界壊してしまう
大人になった僕は余計なことを覚えて
自分に別れを告げる
さよならバイバイ本の虫
ただあの頃を思い出してみても
言葉が彩った幻想が
色を失って堕ちていく
バイバイ本の虫
ただ物語楽しんでいた
そんな些細な充足に
もう満たされることはないんだよ
さよならバイバイ本の虫
振り返っても何もないんだろ
過ぎ去った日々の少年に
別れ告げ置いてきたんだろう？
バイバイ本の虫
手を伸ばしても届きはしない
子供の頃の物語
僕の夢見た理想郷よ
さよならバイバイ
