あきはきぬ(オケ)
【歌詞】
陽炎の先には薫る風変わって
幼日の情景 蘇り遠のく
秋の夜と満ちる月の調べ
私一人だけ残されてしまう
落ちる紅葉 川のほとり止まり
この胸の中によく似て
長くなる影見て 夕日だけ笑った
日の当たる時間は あまりにも短くて
秋の夜と欠ける月の調べ
私一人だけ残されてしまう
落ちる紅葉 誰かの足跡に
よせて枯れるまで 雨はやまずに
そう白い小石散りばめられた
ような雲を見つめて
青は色を変えてやがて染まる赤を超え
黒く沈んだ
秋の夜と欠ける月の調べ
私一人だけの秋じゃなくても
閉じた窓に手をかけ立ち止まり
この胸の中で千々に乱れる
長い夜に誰かの声振り向いたの窓を開けて