涼風サマーデイズ
わたし 好きなんだって 伝えようって
たくさんの想い こぼれそうで
きみに届くかな
夏休み 晴れ模様
違う気持ちで歩く 通学路
みんなの待つ場所へ
はやる気持ちを抑えて
炎天下 アラート
それは太陽だけのせいなの？
きみのことを ずっと
考えては 離れなくなって
みんなの姿が見える
待ち合わせの時間に
わたし 見つけ 手を振り
きみは笑って
わたし 好きなんだって 伝えようって
たくさんの言葉 並べてみた
きみはきっと わたしの気持ちに気付かず
好きなんだって 伝われって
精一杯の視線 送るけど
きみの気持ちを わたし
掴めず 空回り
夏休み 暮れ模様
焦る気持ちで歩く 回り道
みんなと過ごす 今も
華やかに 輝くけど
少し前に 言っていた
「あの花の匂いが好きなんだ」
さりげなく付けたコロン
好きな香りと聞いたから
きみは誰にでも優しい
暖かい 光のよう
だけど 見てよ 私を
こんなに 好きなのに
わたし 頑張って 伝えようって
好きなものを 一緒に見たいけど
きみの視線は わたし 捉えず透過して
好きなんだって 伝われって
きみの中のわたしは 友達
ああ うまくいかないな
かわらず 空回り
高い空 見上げたら
夏の声が 背中押す
涼しい風が吹いてきて
息を 吐く
涼風サマーデイズ
わたし 負けそうって 辛くなって
弱音があふれて こぼれそうで
きみへの気持ち まだだ 諦めない
わたし 好きなんだって 伝えようって
たくさんの想い あふれそうで
きみはきっと わたしの気持ちに気付かず
わかってるって 強がってても
ただ きみと一緒に 笑えたなら
たとえ 二人きりじゃなくて
今は 少し離れて 歩いてても
きっと いつか
きみに届けるよ
夏は終わらない
