「透明な日」 inst
気づけば隙間陽が漏れる
鮮やけがそこにあった
手を翳すと朝に触れた気がしたんだ
暖かな心地に
また、目を閉じて
思い出すこともなかったほど古い夢を見る
見渡す限り花の中
私の髪が長かった頃
薄い胸に揺れる恋
叶うことはないけれど
色鮮やかな景色でさえ
目に映らなかったほど
あなたにばかり陽が当たっているように思えた
やがて背が伸びても並び合えたなら
それだけが、私の想いの全てだったのに
見渡す限り花の中
私の髪が長かった頃
薄い胸に揺れる恋
また夢で会えるように
どうか、明日も目覚めて