ようこそ丑三つ時へ
はぁー? もう零時?
もう見えない夜の帳下りる
枕代わりの一反木綿に魂枕(たまくら(魂の蔵)受け取り立ち上がる
骸だらけの私の世界なら生者の私は一等星
恨み辛み高め
ITA IYA IYA
ITA IYA IYA
さぁいただきます
口裂け女がご飯を食べる時が怖くて困ってます
餓者髑髏があたしの僕ですが手に乗り辛くて困ってます
週に一回の百鬼夜行がクラブと化してて困ってます
雪系妖怪遊びに来ると冷房効かせて困ってます
扉の閉め忘れご用心
怖がらせやすくて助かります
夜に咲きますは死者の笑顔
夜に響きますは生者の絶叫
スマホ見ないで こっちを見て
「幽霊草」とか呟かないで
昔話の妖怪じゃない私達今ここに居ます
A IYA IYA 仮面付けて
A IYA IYA 笑顔向けて
A IYA IYA 手を繋いで
A IYA IYA 鳴りやまない心のサイレン
ITA IYA IYA
さぁ丑三つ時です
昔懐かしい町の静けさはもうないと嘆く魑魅魍魎
温暖化で北海道に移住を考える雪女
所定の位置について過ごしましょ
トイレに花子送り届けたら
二時から二時半丑三つ時には今この場所に生きる 居る
A IYA IYA 脅かすのも
A IYA IYA 楽じゃないの
A IYA IYA 昔話の妖怪じゃない私達今ここに生きる
ITA IYA IYA
ITA IYA IYA
ITA IYA IYA