死んでもいいと思う程に眠りたいことがある inst
「死んでもいいと思う程に眠りたいことがある」 BPM=200
頭が重いから首を曲げている 鈴蘭の花のように
目に見えない 命と名付けられたものに囚われているのだ
物凄く大切なのにどういうわけか誰も知らない
そうやって囚われることで生きている
こうやって言葉にしないと生きていることが曖昧になって 終いには夢でしたなんてさ
そんな夢でした
布団の中に埋まった自分の身体を見つけた
あぁ ちゃんとある そのなんでもないことでなにもないことに気尽く
世界中の幸せを搔き集めたようなお墓から出られないのは
寒さのせいではないだろう
冬の後ろには春が並んでいるように
幸せな時ほど憂鬱が後ろで待っている気がした
きっと今か今かと律儀に順番待ちをしている真面目な奴なんだ
生まれたときに実行されたコードがまだ動いている
エラー処理は為されてないようだ
深く深く 化石みたいにこびりついた布団の中
もう春が咲く 寒さのせいじゃないようだ
窓を蹴る桜が呼ぶ
どうして綺麗なものは枯れたり散ったりするのだろう
そのままじゃいられないのだろうか
悲しみたいみたいだ
布団の中に埋まった私は生きているだろうか
土の中に埋まった貴方と何が違うのだろうか
眠たいと死にたいは似ている気がした
死んでもいいと思う程に眠りたいことがある
代替で眠ればいいんだ
どうして私の前からいなくなったりするんだよ
私も貴方の前からいなくなってしまうだろう