『寒凪』2mix off-vocal
「寒凪」(かんなぎ)
白息(しらいき)が宙を泳ぐ
いつの間にか
花は枯れていた
アスファルト、水玉模様
幽霊の私がそこにいる
静かな朝
あなたに逢えたら
空が晴れたなら
冬が見える
いつもと違う道
歩いてみると
少しだけ
楽しい気がする
透き通る空に
手をかざして呟く
今日は何をしよう?
朝が来ても
夜になっても
何も変わらない世界なのに
どうしてだろう
いつもの道
ほら、涙が零(こぼ)れるの
君の記憶
全部消えるなら
幻でも
見たいんだよ
目を瞑(つぶ)ったまま
このまま夢に帰るから