BLINDHEIT
タイトル未定のやつの完成版です。
初めてのDTM作品なので本当に苦労しました。
(歌詞)
気づいたときには 君がいなかったよ
どうして?どこなの? もうすぐ夜が来る
逸る焦燥に 色は飛び散り 今も戻ってこない
「少しだけ待っていてね」 そんな言葉にまた指折るの
ねえ、どうして? 君がいないから
舞い散る花も雪にしかみえない
夢から覚めると パスポーン 捕まえてよ
おしゃれな洋服 今は影の国
霞む部屋の隅 黒い煙に夢を奪われてゆく
消えてゆく儚い祈り 闇を前にあまりに無力で
失った夢も惜しくはない
最後の灯(ともしび)をただ守るの
感じるよ君の鼓動 辛かったよ 怖かったよ もう離さないで
懐かしい君の匂い 強く抱きしめて もっと ぎゅっと ずっと
君の声だって聞こえるよ もっとそばで愛をささやいて
でもね今 君の笑顔を 見つめてられるのが嬉しいの 嬉しいよ
この作品には設定というか物語があります
目に病を患った少女が起床すると大切な人がいなかった
机の上に置手紙
「少しだけ待っていてね」
ただそれだけを残し少年はいなくなった
少年を待ち続けるうちに少女の病はどんどん進行する
1番のサビでは色を認識できなくなってしまう
そこから彼女の世界は灰色
外へ繰り出すこともできずにたった一人で過ごす
少年と一緒だったころに着ていた洋服はクローゼットの中で窒息している
少しずつ色のない光さえも見えなくなってくと、寂しくて、怖くて、不安でどうしようもなくなってしまう
そして全く見えなくなってしまうのも時間の問題だった
そんな時彼女は決めた
こんなに苦しい思いをして彼を待っているくらいならばいっそこの命を絶ってしまおう、と
目をつむり、屋上の縁に立つ
そのか弱い身体は簡単に風に流されて地面へと落下する
今まで真っ暗だった視界に閃光が走る
気づくと彼女の投げ出した身体は少年の腕にしっかりと抱きしめられていた
懐かしい感覚に涙する
瞼の裏に光が次々と流れ込み、やがて少し大人っぽくなった少年の顔が見えた
その後のストーリーは・・・まだ秘密