天性
あまり期待しないで
私はあくまで
天使のようなあの羽を見て
想い馳せた
本当は悪魔で
地獄行きだって
空に登る糸を巻いて
飛び出した
知らず知らず落ちる落ちる
隅と隅に燻る
知らず知らず落ちる落ちる
全ては現実;上の空
嗚呼 散々な天使の性
夢も希望も命すらも
正常に輪り廻り回ってゆく
燦々と照らされる羽
また一つ一つ吊るされる影
こんなんじゃ何もやる気しないよな
知らず知らず堕ちる
全て知ってた
気になっていた
それは夢のまた夢の話で
羽ばたいていた
気になっていた
空を見上げりゃソコに居たんだ
嗚呼 散漫な天使の性
ギリギリ断腸しないように
平常に迷い迷い迷っていた
爛漫と奪われる愛
お構いなく根を伸ばしゆくだけ
こんなんじゃ何も出来やしないよな
知らず知らず
散々な天使の性
また夢も希望も命すらも
正常にままならなくなってゆく
散々と零れ落ちてく
また一つ一つ墜とされる影
うるさい輩は、はい。もうさよなら。
おとせ