極東浪漫少年少女(offvocal_no mastering)
カラオケ音源です。マスタリングはしてません。
「極東浪漫少年少女」
地図から消された亡國の地よ 昼なお暗き瓦礫の城に眠る
群れからはぐれた少年少女 求めるモノなら壁の向こう側に
禁じられたその名に魅入られて 手を取り合って 駆け出すなら
空に終わりはなくて 道は遥かに 二人を誘う
それが幼さゆえの ただの逃避と言えるほど 世界は優しくなくて
曇り無きその眼(まなこ)で見よ 亡國の都 在りし日の歌
兵どもが夢の跡に 燃ゆる浪漫 禁じられた扉を開いて
たとえば少女は家を失くして たとえば少年は夢に潰されて
ここではない何処かに求めてた 失った夢と温もりを
遥か極東の島 二人は胸に願いを抱き
時の流れの中に取り残された 廃園の門を静かにくぐった
謂れ無き咎 汚れ無き罪 天にも挑む塔(あららぎ)の影
金色の夢 今は昔と むせぶ浪漫 夢の残り香さえ愛し
もしも二人を包む時の流れが緩やかだったなら
互いの胸の穴を互いで埋める そんな豊かな時代であったなら
嘲笑う様に 祈り虚しく 願い潰えて ここは極東 浪漫の獄
全て奪われ 全てを捨てた 虚ろの群れに 迷える棺
曇り無きその眼(まなこ)で見よ 亡國の都 在りし日の歌
兵どもが夢の跡に 凍てつく浪漫 禁じられた夢の終わりを
それでもいいと 重ねた指 その冷たさに 二人ただ安堵する