【GUMI】 フィルター
もし目が覚めた時 空高くにいて
急ぐ世界を 見守るように眺めてたら
迫る黒い雲の機嫌をとるよ
そしたら突然な雨に濡れることもないのにね
語ることなく揺蕩う背中は
くたびれ佇む下半身を置き去りにして
内側の世界で
君が望んだ像は
校舎もグラウンドも輝いてて
押し付けた感情は 雨と共に流れてく
ただ待つ事には もう飽きたよ
近くから聞こえてくる 天然のメトロノームは
非定型的で 何も頼りにならない
視界の隅に寄せられた影が
行き場を無くし焦っていて徐々に消えていく
静まった世界で
君は何を思うの
傷だらけの手を眺めながら
つくられた笑顔も いつの間にか消えていた
憧れた空は塞がれたまま
突き刺さる光
懐かしく感じる太陽
淡い雲も空も輝いてて
押し付けた感情は 頭から流れてた
知らない明日は 晴れるかな