【Tears of Rain】PPPP2 3-2
慌ただしく回る街に
逆らうように足を止め
見慣れた後ろ姿を探した
流れる人混みに紛れ
消えてく思い出が
振り向いて差し伸べる手が
私の名前呼ぶ声が
何もかも消えていく
崩れてく溶けてく
騒めく街は枯れたこの声も
掻き消してく
当たり前に
さよならもありがとうも
あなたには言えなかった
認めたくなかったの
あなたがいない日々なんて
同じ毎日があなたが隣にいる
そんな毎日が
いつまでも続くと思っていた
静かに降り始めた雨
色とりどり街を染め
空いた手に傘を持ち向かう駅
あなたは来ないと知ってる
それでも待ち続けた
淡い期待に縋って
苦しむだけと分からずに
声掛ける人もなく
皆私を避ける
それでもいい
あなたさえいれば
あなたさえいてくれたら
降り続くこの雨は
いつかは止むのでしょうか？
降り続くこの雨は
私の涙でしょうか？
いまだ降り続くこの雨は
何を流してくれるの？
この悲しみ流してくれるの？
あなたの笑顔
あなたの寝顔
喧嘩して拗ねるあなたの顔も全部
もう見れないの？
もう見せないの？
私と同じようにあなたもそうなの？
その指にその頬に
その唇に触れたいよ
その声で呼ぶ名前
もう一度聞かせてほしいよ
いまだ降り止まないこの雨は
悲しみを流すことなく
枯れた声を掻き消してくれるだけ
さよならは言わないよ
伝えたい言葉があるから…
消さないよ思い出は
ずっとあなたが好きだから…
いまだ降り続くこの雨が
私の涙だとしても
あなたにありがとうと伝えるまでは…
