【鏡音リン】イカサマ師の為のぐんにゃりとした愛の調べ
http://nico.ms/sm24050703
その奇麗な指が何を弄んで
誰を欲しがろうと、どうだっていいのよ
なんて台詞言ってすました顔でいたい
なんて醜いんだ、浮かした腰が痛い
寝言なら布団の中だけで結構
好きという飾りで汚されたくないの
吐き捨てた言葉は煙草の灰の中
抱き上げた躰はもうくれてやるわ
絶頂の支配を受けちゃって、天井はぐるぐる回る
単調に鳴り響くあなたの時計の針の音…
慟哭と嘲笑が相克するトウキョウは
今日も切れ切れの吐息で微熱を帯びている
じらされて壊されてセッセの宵酔快
飛び込んだ嘘にもがき苦しめ
だらりと垂れた腕 傷跡が増えてく
そんなにボロボロじゃあ、病んだ街歩けない
怠惰に流れてく味気の無い体液
どんなにもがいても唯々やるせない
さかさまに落ちてく心臓が
ばらばらに飛び散ったなら
誰かひとりは拾い上げてくれるのかしら
抱擁と動揺の滑稽なる寸劇を
今日も青白い街灯(ライト)が煌々と照らしている
暗がりに咲く花は夜露に塗れて
踏まれる日を夢に描くだけ
ねぇ、落ちるところまで落ちて見上げた空が
やけにぎらぎらしてるのは何故
ああ、遠ざかる靴の音が弾丸みたいに私を貫いた
狡猾な籠絡を快楽に変えてみせて
君臨の味ほどに甘美なものは無いのでしょう?
癒えなくて言えなくて隠した青あざが
背徳の舌に搦め捕られてく
こんな私見ないで
でも、見放さないで