作品一覧
その他
オンガク
「雨、止んでよかったな」 からりと晴れ上がった空を見上げて、シオンが笑う。起きたばかりで半分しか開いていない目を擦りながら、カイトは軽く肩を竦めた。 「止んでなければ、さぼってやるとこだったのに」 ふてくされたような声音を隠さずに言うと、シオンがふうと大きな溜め息を吐く。 「俺をひとりで登校させ...
【KAITO】a cup of tea【ホワ学】