堀田

マフラー解いて差し出したら
君の笑顔がまぶしくて
ずっと近くに　居たはずなのに
前の普通が分からない
一緒に帰らない？と誘う
勇気出してなるべく自然に
頷いてくれたことに
感動し過ぎて
言葉も出ない
君の傍に居たい...

遠い記憶に浮かんだ景色
そこにはかつての僕がいた
ふとした時に思い出す
暖かな声は誰のもの
名前もろくに覚えちゃいない
それでも何でか気が合った
あの日の言葉が甦るたび
僕は一歩前に　進んでいた
君は覚えてるかい
記憶に埋もれた僕の名前...

見えなくても　ここにある
紡いでいく　微かな調べ
上手くなどない　繋がらない
それでも決して　止められはしない
この指に絡みつく
は無限の螺旋　いくつもの波
探し求めて　彷徨い巡る
理想とされる旋律を
光の渦　飛び込んでみたら
いつかきっと巡り会う...

さあ走れ　どこまでも
道などない　その先へ
まだ見ぬ土地　追いかけて
旅に出よう　何が待ってる
いつか見た地図広げてみよう
逸る気持ち抑えきれない
孤独と不安　つきまとっても
この心は止まらない
荷物を背負い　歩き出そう
目的地など決めずとも...

遠き星に　願いを掛けて
ひらいた花弁　人目もふれず
ゆらりゆらり　揺れるこの葉に
静かに落つる　朝露の闇
赤く昇り　刹那に沈む
届いた光　裡に抱きて
ゆらりゆらり　揺らめく記憶
彼方の夢と　弾けて魅せる
誰知らぬ　ハナノウタ
いつか　巡る　狭間の時に...

真面目な君のことだから
一人で背負い過ぎてること知っている
誰かに頼ることなんて
考えもしないのが君らしい
傷ついて
落ち込んで
悲しくて
泣きそうになってる
それでも無理に笑ってみせる
そんな君も好きだけど...

見えない世界で手を伸ばす
俺の声が聞こえますか？
あなたに巡り会えて
俺は命を知りました。
この声はあなたに伝わりますか？
この願いはあなたに届きますか？
まだ上手く歌えない俺だけど
あなたの為に歌います。
響け願い
届けこの声...