女帝P

[闇夜の枷と玩具箱]
作詞　女帝P
作曲　女帝P
歌唱　歌愛ユキ
夕闇落とす影法師
鳴り響く鐘に
絡めた糸はほどける
歪んだ世界
月夜照らす君の
青白い肌を...

『傀儡姫』
咲けど　枯れて　また色付けば
黒い　赤が　滲めど交わり
音を　吐いて　小指引き攣れば
喉を揺らし　死んでくの
あなた　好きよ　今夜限りは
嘘に　嘘を　重ねて御粧し
頬に　乗せた　紅を拭ったら
ほらね　また　空っぽ
絶えず　色褪せて行く　此の...

A
雨降りの月曜日　壊れ掛けの香りで
見付けた　気が　する　愛した　此の手の　傷の意味とか
曇り空の火曜日　無機質　なお昼は
おちてく　気が　する　憎んだ　痛みとか　　
A
晴れた今日水曜日　些(ちっ)とも、恐くは無い
お空を　見あ　げて　さよなら　偽り　の私とかに
きっと雨木曜日　明日も　同じ日々...

変わらないモノなんてある筈なくて
分かってるけど　ひどく恋しくて
また一粒の涙　零れたのなら
君の声が聞こえて　空を見る
ねぇ、教えてよ
こんなにも怖いのに
ねぇ、何故？教えてよ
この世界が　こんなにも　愛しい
繋いだ手の温もりと
遠くからの声...

幻の影を拾い集め
空笑いの嘘
思考　渦　巻いて
夜に脅え震えていた
過ぎ去りし日を
霞む視界　映した
素顔隠して踊る貴方が
零す言葉　総て
嘘に思えて
理由等要らない...

刹那　途切れた言葉　零れる棘
翳す　指　空を描き　揺蕩う　君　追う
追憶に重なるは
去り逝く冬の歌
滲む痛みを探す爛れた舌を
掻き消すは　目眩と　嘘　音の無い夜
指が辿る熱は泡影だと
垂らす思想と　甘い馨　飾る　仄白い夜に
背徳に酔い痴れた
錯誤は消えぬ傷...

雪が溶けて長く重い冬も終わり
凍てついた顔がふと微笑んでいた　君と居る日々
あぁ　過ぎ去った季節に　別れ告げて
手を繋ぎ　歩き出す　新しい未来に向かって
あの桜舞い散る道　振り向いた景色は　春の香り
忘れる事で　癒える傷跡など
寂しいと　呟いて　痛みを誤魔化し続けていた
ねぇ　もう一人ぼっちは嫌だよ...