紅狐の白湯の投稿作品一覧

遠い野に一円の湖水
赤面の神の足踏み
山を成し七内八崎の地を造る
風、金色の稲穂を揺らし
囃子を里に響かせる
人に妖、神の息吹
息衝く奇譚
伝世の古書
三（み）つの山に三人の姫神
天より降りた霊華にて...

他人（ひと）は他人の悪いとこしか見ないの
批判否定拒絶弄（なぶ）り殺すの
今日もまたひとりこの世から消えてく
嗚呼こんな世の中　救いようも無いわ
こんなとこに居ては　救われようも無い
非常口蹴り開けて逃げ出したいのに
お先は真っ暗　扉はどこにも無い
他人は他人の良いとこを嫌うの
自分よりも勝るものに...

灰色の雪が覆う世界
そこで眠る少女
星が落ちるのは後何秒？
人が壊した世界に
輝く星が降る
もう少しもう少し
待ちに待った時が来る
真っ赤に燃える夕闇
よんだのは彼女
星が終わるのは後――...

ぼくのパパはすごいひと
よるでかけて　ぼくにおもちゃをくれる
パパは黒い服と帽子に変身して
夜の街に出かけていくんだ
パパはすごいひと
でもそれは　ぼくとパパのひみつ
ぼくのママはえらいひと
わるいひとを　つかまえるのがしごと
ママは忙しくてあまり家にはいない
世のため犯人を追いかけてるんだ...

風で揺れる電線
舞い踊る鳥
天を仰ぐ猫
全てを繋ぐ見えないイト
この世の全ては機械仕掛け
鳥も猫も同じ　鋼のカラダ
冷たいカラダ　引き摺って
本物らしく　振舞って
意味も無いのに　媚売って
全てを繋ぐ見えないイト...

こんな世界　壊れてしまえば良いのに
こんな夜　無くなってしまえば良いのに
何度繰り返した言葉だろう
無意味なウタを歌い続けてた
どれだけ叫ぼうが　嘆こうが
ソレは本当にならないのに…
綺麗な旋律も
今となっては不協和音
ウタが壊すのは　世界じゃなくワタシ
頭の中　消していく...

ソラを飛ぶ鳥を見て　君はそれを零と言った
カラの壺を指し　君はそれを壱と言った
君の言葉は　僕の理解を　いつも超えている
悩む僕を　君はいつも笑う
零と壱の意味　僕にはわからないよ
簡単さと　君は言うけれど
僕にはあまりに難しすぎる
青白い屍骸（それ）を見て　君はそれを零と言った
木の匣を指し　君は...

闇夜にひとり泣くそなたは誰じゃ？
泣くくらいならば　ともに踊ろう
闇を従えて
憂さを晴らしやしょ
笑いが止まらない
夜はまだ明けぬ
嘆き叫ぶほど　我らの姿　濃くなり
そなたを包み込んで　か弱き心守るよ
さぁこの手をとって　ともに踊ろう
闇夜にひとり立つそなたは何じゃ？...

風吹き　世界の色を変えてゆく
冷たい風　冬を連れて来る
雪は　あたしの　身体を　傷つけて
紅い　黒い　シミを　ノコすわ
痛みさえも無い　優しい傷跡
なぞってみるの　意味もなく
暖かな風　春を連れて来る
櫻　あたしの　傷跡　消し去って
記憶　さえも　全て　持ち去った
振り返ってみるわ　歩んできた道...

幻の花　何処にあるかは知らない
どんなものか見たこともない
昔　誰かが言っていた　幻の花
見つければ願いが叶う
嘘か本当か　
幻の花　求め　アオイ野を行き空を行く
あてはない　ただただ一人　旅する
幻の花　何処にあるかは知らない
どんなものか見たこともない
昔　誰かが求めてた　幻の花...

*はぁぴはぴはぴちゅっ　はぁぴはぴはぴらぶ
Ａ今ボク　君の幸せ探すために
ここから走り出すよ
Ｂどんな困難だって　君を想えば
きっと乗り越えれるはずだよ
Ｃこの気持ち抑えられない　走る足さえもう止まらない！
Ｓ君の幸せが　ボクの傍に無くても
幸せに満ちた　君の笑顔見たくて
だから　ボクは探すよ君の幸...

A
ねぇ私を繋いで　貴方の持つ　その首輪で
貴方に繋ぎとめて　ずっとずっと離れないように
B
ねぇどうして貴方は　いつもそっぽ向いて
私を見てくれないの？
S
嗚呼　貴方にはわからないの？
私のこの狂気にも似た愛情
ずっとずっと貴方を見てる...